リアタイヤをIRC GP-22に交換して、約5000kmを走行。
フロントタイヤをミシュラン T63に交換して、約500kmを走行。
現在までの状況でインプレなどを。
◆リアタイヤ:IRC GP-22◆
<<ライフタイム>>
交換後、キャンプツーリングを二回、またツーリングではないですが、
同じく荷物満載でボランティアとして東北と三重に各一回ずつ
行って、さすがに真ん中の山はかなり減りました。
また、ハードな?林道走行で、ブロックも結構割れていたり、欠けていたり
しています。
約5,000キロ走行して、林道でのブレーキングの際にリアがロックしがちに
なっているのでそろそろ交換しなくてはなりませんね。
<<林道走行>>
林道走行に関しては、酷いガレ場などを除いて、一般的にしっかりとグリップすると
思います。
特にコーナーのCP後のアクセルオンでの横滑りはほとんどないか、
滑り出しが非常にマイルドで、唐突にお尻が流れる、
といった状況はほとんどありません。
もっとも、SL230以上のパワーがあるバイクだと、状況は変わってくると思います。
ただ、すこし荒れた路面で、スタンディングで走行する場合、
リアがぴょんぴょん跳ねてしまいます。
この原因はタイヤではなく、SL230のサスペンションの問題だと思います。
<<舗装路走行>>
高速道路含めた、舗装路での走行については、特に不満となるような部分は
ありません。ロードノイズも、オンタイプのタイヤと比べてあると思うのですが、
ヘルメット越しではまったく分かりません。
また、コーナーでの倒し込みも、かなり角度をつけなければ、タイヤブロックの
潰れは気になりません。もっとも、ブロックが潰れるぐらいの角度というと、
ダートでアクセルターンをするぐらいの角度なので、普通に舗装路を走って、
そこまで倒し込む乗り方自体、ちょっと危ないかも。
<<総評>>
純正タイヤの、ブリジストン TW-30と比較して、林道走行をメインに考えれば、
全てにおいてアドバンテージがあると思います。
ただ、”ツーリングをメインに、たまに林道も”といった場合は、TW30の方が良いと
思います。
◆フロントタイヤ:ミシュラン T63◆
前回のインプレでも書きましたが、”交換して非常にがっかり”し、その対策として
フロントフォークの突き出し量を増やしました。
その後林道を走行しての感想になります。
<<ライフタイム>>
現在まで1000キロも走っていないのでなんとも言えませんが、
ブロックの削り具合はかなり少ないんじゃないかと思います。
10,000キロ持ってくれることを祈ります。
<<林道走行>>
フロントフォークの突き出し量を変えて、ダートを走った感想は、
やはり、浮き砂利にはめっぽう弱い、ということでした。
すごく嫌なのは、浮き砂利の路面だと、直進でも、ハンドルが
微妙にブレること。
この傾向は空気圧を低くすると、幾分抑えられますが、
純正タイヤのTW27と比較しても、接地感が非常に薄いです。
タイヤのブロックパターンもそうですが、タイヤ自体の
剛性の問題のような気がします。硬いというか、しなやかさがない感じ。
純正のサイズより大きいサイズに交換したので
タイヤ幅が広くなり、センター付近の安定感のなさに繋がっているのかも。
でもやっぱり、タイヤの性格も過分にあるかと思います。
ただ、そうはいってもせっかく交換したので、いろいろ試して走ってみて、
このタイヤでうまく走れる方法がすこし分かってきました。
それは、
フロントが滑るほどハンドルを切るな!ということです。(笑)
<<舗装路走行>>
舗装路走行に関しては、不満はありません。
ロードノイズは純正のTW27よりはあると思いますが、不満とまではいきません。
<<総評>>
浮き砂利ダートでの直進安定感のなさは、慣れれば或る程度カバーできますが、
慣れていないと非常に走りづらいので、よっぽどの物好きの人でなければ、T63を
フロントに入れるのはおすすめしません。
”持ちが良い”との評判はありますが、少々値段が高くても、同じ位寿命が長い、
純正のTW27の方が良いと思います。
次回交換は、IRC GP-21、ミシュランAC10もしくはピレッリMT21のどれかにしようと
思っています。