林道探索再考 – 映画『127時間』を観て


僕らしくない、ブログの出だしだが、
意外と映画はちょくちょく観てるんです。

今回観た『127時間』という映画。

なんの気無しに見だしたが、日頃林道探索、
それも主に単独で走行している自分と
いろんな部分が重なって見えて、
いろいろと考えさせられた。

映画の内容を簡単に言うと、

自分の庭のように普段から走り回っていて、
地理も分かっている場所で、
考えられないようなアクシデントのせいで、
片腕を切断して(自ら!!)なんとか生還した若者の話。
実話を元にした映画だから、余計にリアリティがあった。


*以前に観た『Into The Wild』。これも考えさせられる映画だった。

連休中のトレイルライディングや、
先日の探索先のパンク等、
出先でのトラブルを一人で解決出来なかったことは、
最悪の場合、死、もしくはこの映画の主人公のような
究極の選択をしなくてはいけなくなる状況に陥るかもしれない。

しかも、映画の主人公は、水や食糧、懐中電灯、
ロープ等の最低限の準備をしていったにも関わらずだ。


*『127hours』より

もし自分が同じような状況、
バイクが谷に転落して、バイクや落石等に手や足を挟まれ、
身動き出来ない状況になったとき、
果てして自分一人で生還できるのだろうか。

それも、携帯電話が通じない、人里離れた、
人がほとんど通らない廃道のようなところで。。。

今一度、探索に出かける準備を考え直さなければいけないと、
つくづく思った映画だった。

ソロでの探索では、
バイクにトラブルがあった場合に、
或る程度まで走行できるように修理する道具が必要。

これは以前から認識していたが、
もし、自分が動けないような状況になったとき、
なんとか脱出して、自分で助けを求めにいくか、
救助に来てもらうことが必要になってくる。

僕はソロで探索に向かう時は、常に家族の誰かしらに、

『XX辺りに行って、何時頃までに戻る予定。
その時間までに帰宅せず、何も連絡がない場合は、
警察に連絡するように』

と、伝言を残しておくことにしている。

これで、遅くてもトラブルに逢った次の日の朝から、
救助の為の捜索が始まるに違いない。


*『車が50メートル転落、親子3人救助 磐田の林道』(2012/10/9)
この林道は以前走ったことがある。

しかし肝心な、救援隊に見つかるまで、
どうやって生き延びるかを今まであまり
真剣に考えていなかった。


*『車20メートル転落 80代夫婦軽傷 静岡』(2012/8/31)

水や食糧、七徳ナイフ、懐中電灯、
夜の寒さに対処する緊急防寒着、
自らを支えて簡易ベッドのようにする為のロープやカラビナ、
8環等の登山道具、
(これらは谷に落ちたバイクを下に降ろす時にも使える)
動物や昆虫類から身を守る鈴や忌虫剤、
精神的に落ち着くため、生きる望みを繋げるため、
そして熊除けにもなるラジオ等々。。。

これらは、本格的に登山をやられている方々のブログやHPを
参考にして、そして映画を観てリストアップしたのだが、
一番の問題は、登山道具の選定だと思う。

ファッション用のカラビナなんてはもっての他だが、
スポーツ店にいくと、登山用のカラビナは様々な種類があって、
それぞれ用途と耐引っぱり強度が異なっている。

ロープも単に太さだけではなく、伸縮性や耐水性の有無等、
知識と経験がなければ、正しい選択は出来そうもない。

仮に、谷にバイクが落ちてしまったが、体は無傷だった場合、
落ちたバイクを一人で引き上げなければならない。
*もちろん、一旦帰宅して、後日友人等を連れて引っぱり上げるのが
一番簡単だろうが。。。

しかし、一人で100キロ以上あるバイクを何メートルも
引き上げるのは私には不可能。

そういったときに使うテクニックは、
「メカニカル・アドバンテージ」というらしい。

数学が苦手な僕でも、滑車ぐらいは知ってるが、
簡単に言うと、滑車とロープを使って、
重い物を少ない力で持ち上げることらしい。


*滑車が動くか停止しているかで同じ重量物を上げるのに、
片方は半分の力で持ち上げることが出来る。。

これらを応用?したものを
レスキュー隊などが人命救助で使うらしい。


*救助用メカニカル・アドバンテージキットなるものも世の中にはあるらしい。

林道走行で果たしてこれらの装備が本当に必要なのか。
これじゃ、バイクに乗るというよりも、サバイバルに近い

「サバイバル」で思い出したが、
以前、何かのセミナーで、

もし、自分の住んでいる地区が津波に襲われ何もかもが
流されてしまった時、トイレはどうする?

という題名のワークショップを行った。

”トイレ”=”トイレットペーパーが絶対必要”と考えた、
年配のおばちゃん(彼女は震災の被災地に
ボランティアとして何度も訪問していた)は、

地区の一角に、絶対流されないトイレットペーパーを
置く場所を設置するという意見だった。

一方の私は、紙がなくても、穴を掘って、そこで用を足し、
水(泥水)か葉っぱで拭けば良いという意見を出したが、
彼女曰く、

『サバイバルじゃないんだから、そんなのナンセンス!!』

と一蹴されてしまった(笑)

閑話休題。。。

確かに、バイクに乗って林道を走るのは、サバイバルに行くため
じゃないし、一生に一度あるかないかの時の為に、重い荷物を
毎回しょって行くのも考えもの。

てっとり早い一番簡単な方法は、どこでも使える衛星携帯電話
持参していくことじゃないかなぁ、と思ったり。

まぁ、なかなか難しい問題ですが、
いろいろと考えさせられた映画だったわけです。

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「林道探索再考 – 映画『127時間』を観て」への6件のフィードバック

  1. ソロ林道は基本安全運転ですが、万が一のためにリュクには飲料水、非常食、登山用ロープ(10m2本)、カラビナ、ナイフ、笛、懐中電灯、救急箱等は入れてます。使わないことを願ってますが。

    PS:21日は例のマスツーリングがあります。8時半に例のコンビニ集合です。よろしければお越しください。

    1. >TTRさん

      コメントありがとうございます。
      林道探索の持ち物。さすがですね。
      今までは、あまり荷物を持ちたくなかったので
      装備らしい装備は持ち歩かなかったのですが、
      もしもの準備はやはり必要ですよね。
      装備品、参考にさせて貰いますね(^^;

      マスツーリング、今の所予定が空いているので、
      参加する方向でお願いしますm(_ _)m
      あとでBBS覗いてみます。

  2. いつも拝見しているTW乗りの方のHPにも、しばらく前に『127時間』を観てあらためて考える事があった…と載っていました。
    私もそうですが、家族のある身ですから安全第一はもちろん万全過ぎる程の備えは必要ですね。

    1. >匿名さん

      コメントありがとうございます。

      最低限の装備と、やはり最後は気持ちの問題。
      安全第一、油断大敵でしょうね。
      とはいえ、安全と危険のグレーゾーンが、
      一番アドレナリンがドバドバ出て気持ち良いんですよね。
      とはいえ、いい大人なので、
      他人に迷惑をかけないよう、自分の事は自分で解決できる
      ようにしたいものです。

  3. 以前 紀伊半島の林道で無理な走りをして
    崖からバイクを落としてしまい
    一人ではどうにもならず一番近い集落まで20キロを歩く覚悟で
    いたところ偶然通りかかった
    仕事帰りの林業関係者の方々に助けてもらったことがあります

    たまたま運がよく大トラブルにはならずに済みましたが
    いろいろ考えさせられる出来事でした
    最低限の備えは必要だけど
    心構えでかなりのトラブルは回避できると思います
    慣れてくると忘れてしまいがちですが過信は禁物ですね。

    1. >ポチ改めロイジさん

      コメントありがとうございます。

      崖からバイクを落としてしまうとは、、、
      すごい体験をしたんですね。
      体は大丈夫だったのかな。
      林業関係の人に助けられたということは、
      平日か土曜だったんでしょうか。

      装備も大事ですが、
      やはり最後はリスクヘッジの心構えでしょうね。
      油断大敵、過信は厳禁。
      これからは気を引き締めます。

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