天使の囁きか、それとも・・・第十章


昨日のクラッチ交換から一夜明け、
一晩考えて再挑戦です。

まず、クラッチレバーが戻らない現象は、
レリースレバーが正しい位置に
収まっていない可能性があるので、
早速クラッチカバーを外します。

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真ん中にニョキンと出ているシャフトの先端が、

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カバーについている、レリーズシャフトのこの穴に
きちんと入っていなければいけません。

外したついでに、

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サビサビなクラッチスプリングの全長を計ります。

四本とも基準内に収まっているのを確認して、
再度カバーを被せます。

このとき、

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写真のようにレリーズシャフトを
バイクの後ろ側にしてカバーを締めていきます。

締めたあと、クラッチが戻るか確認すると、

やっぱり戻らない。。。

どこかに間違いがあるはず、と思い、
またカバーを開けて、

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先ほどのシャフトについているスプリングの位置を
変えたりしましたが、どうも違うみたい。

サービスマニュアルを何度も読み返し、
間違いがないことを確認して、
さきほどの同じようにカバーを締めます。

さて、困ったねぇ〜。

今回は間違えていない確信があったので、
補機類を全て装着して、ギアオイルを入れて、
エンジン始動。

するとどうでしょう、

奇麗にクラッチが切れるじゃないですか!!??

考えるに、
新品のクラッチを組み込んだ際のクラッチ板、プレートへの
オイル塗布が少なくて、クラッチが張り付いていた模様。
情けない原因です(^^;

喜んだのも束の間、
クラッチが切れるようになったものの、
やはりギアが入りません。
というか、入るけどすぐ抜けてしまう、
俗にいう、”ギア抜け”状態。

試運転したら、治るかも??
と、訳のわからない希望を胸に、

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リアタイヤをAC10に交換。

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泥よけにタイヤが当たってしまうので、
先端をカット。(カットし過ぎた。。。)

ヘルメットを被って、いざ出発!

でも、案の定、ギア抜け。。。

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ギアが抜けないように、左足でシフトペダルを
抑えつけて、いつもの撮影場所へ。

見た目はそれなりになってきたけど、
またカバー開け直さなきゃ。。。

でも、ここから先は未経験の作業。
一体、いつになったらまともに走れるのかな。
っていうか、これって俗にいう、
”泥沼”状態ですよね?

次章へ続く。。。

天使の囁きか、それとも・・・第九章


一進一退状況の、
Kawasaki KMX125プチレストア。

前回、初めて公道で試運転を行い、
クラッチが滑ってしまう症状が出ました。

とりあえず、

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クラッチを交換すればいいんですが、
どうも発生状況とその後の状況に
いまいち納得がいきません。

もう一度、クラッチが滑った時の
状況を思い出してみましょう。

<<一日目>>
●30分程度、水温計&サーモスタットの確認のために暖気運転をした。
●ギアオイルは20年近く前!!に購入した、
四輪用モチュール100%化学合成エンジンオイル。
もちろん添加剤入り。
●走りだしてすぐにはクラッチの滑りは出ず、
走っているうちに症状が悪化していった。
走った距離は約7キロ。
●バッテリーレスで、サイドスタンドのセンサーは、
カプラーを外して運転。

<症状>
初めはスムーズにクラッチが繋がり、
滑りもなかったが、走っているうちに
症状が悪化していって、最終的には
30キロ程度より上のスピードが出なくなった。

最初はよくて段々悪くなっていったことから、
四輪用の添加剤バリバリのエンジンオイルを入れていたことが
原因と推測。

<<二日目>>
一日目の症状から、
原因はギアオイルに使用したオイルにあると思い、
●二輪用のギアオイルに入れ替えをした。
●ついでに、新しいバッテリーを繋いだ。

<症状>
●ニュートラルからクラッチを切って、一速にいれた瞬間にエンスト。
●サイドスタンドを立てて、後輪を浮かしてクラッチレバーを
握って(クラッチを切った状態)、一速にギアを入れると、
タイヤが軽く空転。
●そこからクラッチを繋いでいくとエンスト。

と、ここまでが前回まで。

一日目と二日目で違うことと言えば、
ギアオイルの種類とバッテリーの有無程度。

でもよく考えると、二日目の症状は、
スタンドを出したまま発進しようとした時と
まったく一緒。

ネットで調べると、KDXもサイドスタンド横にある
クラッチスイッチの不具合の話もちらほら。

ということで、クラッチを交換する前に、
電気系を調べることに。

KMX125のクラッチスイッチは二カ所あります。
まずは、クラッチハンドル下にある、

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クラッチセンサー?を外して、

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中にある接点をヤスリで磨きます。

そして、もう一カ所の、

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サイドスタンドのセンサーの動作を確認後、

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一日目のバッテリーレス試乗の時に外した、
カプラーを接続して、エンジン始動!

暖かいからか、2、3回キックしてすぐエンジンが
掛かり、早速試運転。

クラッチを切って、ギアを1速に入れて、ゆっくり
クラッチを繋ぐと、、、走りだしました!
よかった!
二日目の原因はサイドスタンドの
センサーのカプラーを外していたのが原因だったみたい。

で、動き出そうとすると、

あぁ、やっぱりクラッチが滑ってる。。。。

ってことで、

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早速クラッチの交換に移るために、
カバーを開けると、、、、

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どっひゃー、錆錆じゃん!!

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長年の不動の間に油膜が切れてしまったのか、
至るところ錆てます。。。

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カバーの下には、ヘドロも堆積。。。
予想よりも相当重傷のようです。

侘しさに浸かるよりも、
とにかくまず、クラッチを外します。

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KMX125のA1,A2型は、
クラッチのセンターロックがないので、
SSTは一切使わず、クラッチ板が取り出せます。

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あぁ、クラッチスプリングが。。。

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クラッチホルダーの内側面にもヘドロ。

浮いている錆を取って、
パーツクリナーを一缶つかって、

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ヘドロ類を一掃します。

ついでに、

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フレームに塗装された塗料も落ちました(笑)

で、取り外したクラッチ板類はこんな感じ。

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クラッチプレートは、

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奇麗に錆びています。

クラッチ板は1、2枚ノギスで計測しましたが、
使用範囲(2.8mm)ギリギリの様子。

でも、錆ていれば逆に滑らないじゃないの?
と思うのですが、どうなんでしょう。

疑問が解けぬまま、

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新しいプレートと板を交互に入れていき、
外した順序の逆でクラッチスプリングを組み込みます。

そして反対側のカバー裏の汚れも、

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パーツクリーナーで奇麗にします。

で、新しいガスケットを組む前に、

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古いガスケットをある程度?剥がして面を出して、

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ガスケットを入れて、カバーを被せて終りです。

補機類、クラッチケーブルを取り付けて、
ギアオイルは入れず、エンジンもかけずに、
クラッチを入れてバイクを押し引きすると、
しっかりロックして、クラッチが入っていることを
確認。

よかった!

と思いきや、

ん?

クラッチが切れん。

クラッチケーブルが戻らん。。。

付け忘れた部品もなく、
組み付けも特に問題がなかったはず。。。

どうして???

悩んでいてもしょうがないので、
またカバーを外し、

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今度はクラッチハウジングも取り去りました。

あぁ、、、錆がここにも。。。

いろいろ見てみましたが、
クラッチが切れない理由が分かりません。

唸りながら、ふと足下に目をやると、

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二枚の丸い板がありました。

クラッチプレートと、クラッチスプリング。

実はKMX125のA2という型は、
クラッチ板の組み方?が2種類存在するようです。

取り外したクラッチの組み方は、
クラッチ板とプレートのみが交互に入っていましたが、
もう一種類、
クラッチプレートのクラッチスプリングを組み込む
方式もあるようです。※カワサキのHPによる。

なので、
今度はクラッチプレートとスプリングを

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組み込んで、カバーを締めて、
クラッチが切れるか確認すると、、、

やはり、切れません。。。

おまけに、ギアも入らなくなりました。

ギアペダルを押すと、カチッというけど、
ペダルから足を話すとまたニュートラルになって
しまいます。

あぁ、どうすりゃいいだかいね(笑)

誰かタスケテ。。。次章へ続く?

天竜SP林道周辺 – 全鋪装になる前に!完抜フラット林道・大久保線1


天竜スーパー林道周辺の林道探索。

最終回の今回は、
舗装化が進みつつある、
約10キロの長距離林道、
林道 大久保線」のご紹介。
※本記事は2012年9月末時点の情報を基にしています。

いつもスーパー林道側から下っていますが、
今回は山麓側から登ります。

R362号を浜松市街から北上し、
春野町に入り、気田(けた)集落を過ぎて、
県道369号へ曲がり、長いトンネルを抜けて、
気田川(けたがわ)を渡る橋を渡ってすぐ、

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道路脇に林道標示。

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林道 大久保線」の起点です。

ここから少し道なりに進むと、

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ちゃんとした(かなり年季の入った)林道看板が
建っています。

林道看板はあるけど、廻りは住宅地。
ちょっと不安になりますが、
誘われるように道なりに進みます。

舗装路をすこし登っていくと、

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来ました!来ました!!
美味しそうなダートが!!

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砂利敷きダートですが、
浮き砂利もなく、とても走りやすい。

ほどなくして、

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景色も開けて、
いやー、気持ちいいことなんの。

ゆっくりした登り勾配で、

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路面はご覧の極上フラット♪

飛ばすな!
なーんて、野暮なことは言いません(笑)から、

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フロント荷重で
リアをスライドさせて走ってください(笑)
※ブラインドコーナーはキープレストで!

それにしても、カーブは緩やかで、

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路面も奇麗でほんとうに走り易い林道です。

ストレートも多く、

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ご覧のような素晴らしさ。
いつまでも、

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このダートを走り続けたくなります。

と、
そんな気持ちを誰かが察してくれたのか、
この辺りから、

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路面がすこし荒れだし、
登り勾配がきつくなっていきます。

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路面が補修された箇所。

路面が荒れてきて、

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コーナーも気持ちきつくなっていきます。

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景色が奇麗な転回所を過ぎると、

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路面はまた気持ちよいフラットへ。

ストレートは少なくなりますが、

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リズミカルに走れるコーナーが連続。
これはこれで、気持ちいいですね。

この辺から、ところどころ、

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法面が崩れてきてますが、
まぁ、気にするほどではありません。

更に進んでいくと、

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小さいコーナーが連続してきます。
ほんとうに愉しいダートですねー、この林道。

暫く登っていくと、

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今度は急に下りだし、前方に嫌な予感が。。。

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案の定、コンクリ鋪装に変わりますが、

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しばらく走ってダートに戻ります。
で、また舗装路に変わり、

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またダートへ。。。

よーし!、と思ったら、

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またまた舗装路へ。

そして、

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ダートへは変わらず、
舗装路は続きます。。。?

後半へ続く。。。。

天竜SP林道周辺 – 未完の完抜林道・天竜名古尾線2


林道 天竜名古尾線」の続編です。

前回は天竜スーパー林道側から下って、
行き止まりのところまで探索しました。

今回は、里まで降りて、反対側から探索します。

佐久間町の上平山集落内を
県道295号より一本東に平行して
走っている市道を、北上していくと、
右に鋭角に曲がる分岐があります。

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法面には、

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林道 天竜名古尾線」の林道標示板。

そのちょっと先に、

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林道銘版と、

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おなじみ浜松市の
簡素な林道標示板も設置されています。

銘版の施工年度は「平成8年」。
前回探索した、天竜スーパー林道側は「平成15年」
でしたので、こちらの方から先に開設されたようです。

早速分岐から登っていきます。

しばらくは、

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ほどほどの勾配のコンクリ鋪装路でしたが、
すぐに、

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気持ちいい、フラットダートに変わります。

やっぱり、ダートは登りでしょ!

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送電線がちょっと味気ないですが、
ご機嫌な景色を横目で見ながら、

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ほどよい塩梅のカーブをグイングイン♪と。

で、

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またまたご機嫌な景色をチラチラ。

澄み切った空と遠くに並ぶ山々。
そして、

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最高なフラットダート。
まさに至高の時間。

その、
或る意味荘厳な雰囲気は、
後で分かることに。。。

路面はその後、

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コンクリ舗装路に変わりますが、

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妙にうねっています。
それに、何故か場違いなほど奇麗な路面。

その理由は、

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ちょっと見えにくいですが、
「奥の院」と書かれている標識。

この林道脇を通っている、
名古尾沢沿いの参道を登っていくと、
竜頭山山頂手前に、
秋葉寺の奥の院”跡”」があるとのこと。

どうりで、
森厳な雰囲気がする林道だと思いました。

ちなみに、名古尾沢沿いの参道は、
上平山集落から続いています。
もちろん、その道中は岨道でさぞ楽しいことでしょう。

さて、肝心の林道はというと、

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鋪装路をさらに進んで、右のヘアピンを曲がると、

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いきなりの行き止まり。。。

雰囲気から察すると、
開通は相当先な感じですね。

林道 天竜名古尾線
佐久間町上平山集落から天竜スーパー林道を
繋ぐ、未完の林道。

天竜スーパー林道側は、中電の鉄塔巡視、
上平山側は、
秋葉寺奥の院へ、そして竜頭山山頂への
それぞれのアクセスルートになっています。

完抜すれば、かなりダイナミックな林道に
なりそうですが、それは当分先。いや、
永遠に未完のままで終りそうな予感も。

個人的には、集落側からのルートが
神秘的で好きですね。

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次回は、天竜スーパー林道周辺の最後の大物ダート。
林道 大久保線」のレポートです。

それでは、
今回もお疲れさまでした。