昨日の、ピンポンパン大会で使用した、
タイ製のVee Rubber VRM-211。
林道での走行はまだですが、
とりあえず第一印象的なインプレッションを。
<<ブロックパターン>>
まずはフロント。
左がVee Rubber VRM-211(90/90-21)、
右がIRC VE-35(80/100-21)。
ぱっと見た感じは、
ミシュランのCROSS COMPETITION S12 XC、
ピレリのSCORPION PROにそっくりですね。
一方のリアタイヤ。
左がVee Rubber VRM-211(120/90-18)、
右がMichelin AC10(100/100-18)。
リアもピレリのSCORPION PROにそっくり。
奇しくも、両方ともにFIM適合の公道走行可能タイヤなので、
もしかしたら、参考にしちゃったかも、ですね(笑)
<<タイヤ交換>>
AC10とほぼ同じような感じで交換できたので、
フロント、リアともに嵌め易い部類に入るかと
思います。
<<スイングアームとの隙間>>
SL230にとっての一番の問題は、
ブロックが高い、エンデューロタイヤを履くと、
スウィングアームに接触する恐れがあることですが、
外径は、泥よけとのクリアランスはばっちりでした。
幅も、
問題ありません。
でも私のSL230はフロントスプロケットを1丁下げて
いるので、ノーマルだと厳しいかもしれませんね。
<<外観>>
タイヤは、
グリップすればなんだっていいわけではありません(笑)
やはり、見てくれも、個人的には大事なポイント。
アグレッシブさで言えば、AC10の方が上かなぁ。
あと、
思っていたより、タイヤ幅がなかったので、
フルサイズのオフロードバイクにはくと、
タイヤが貧弱に見えてしまうかも。
逆に、SL230には、外径、幅、外観ともに、
丁度よい塩梅かなと思います。
それでは、肝心の走りについての超個人的、
主観的なインプレションを。
装着して走り出して、まず感じるのは、
フロントのセンター付近のふらつき。
これは、ブロックパターンを見るだけで
想像が出来たので、そんなに違和感は
ありませんでした。
ただ、アンダーがかなり強いです。
コーナーや交差点で曲がるときは、
いつものように曲がろうとすると、
曲がってくれません。
また、鋪装のつなぎ目で、ハンドルが
取られます。*T63やVE-35より顕著。
これらは慣れで解決できるのかどうか
分かりませんが、ちょっと違和感がありました。
交換前のタイヤが、IRC VE-33でしたが、
それと比べて、センターのふらつき、
アンダーの強さ等はかなりのものです。
ちなみに高速で、
法定速度程度?で走りましたが、
特に問題はありませんでした。
タイヤのせいなのか、それとも、
フロントフォークのオイル交換等の御蔭なのか
分かりませんが、非常に良い感じでした。
T63とは比べ物にならないくらい、
フロントが跳ねません。VE-33よりも安定してます。
*全て空気圧は0.8。
これにはびっくりです。
特に岩がゴロゴロしているような
セクションでも、以前ならどこに
行くか分からないような有様でしたが、
ちゃんと狙ったラインを何事もなく
トレースしてくれたのにはびっくり。
一方のリアですが、
縦のグリップは、交換前のミシュランAC10と比べて、
気持ちグリップがいい程度です。
タイヤがおろしたてというのもあるので、
リアの縦グリップはAC10と同等でしょうか。
横のグリップは、
AC10が簡単になだらかに滑っていくのに比べて、
その滑り出しは、1テンポ遅くなります。
そして滑り出したあとの挙動は、
AC10よりもグリップして、前へ前へと行く感じ。
強引に言えば、
T63にタイヤサイドの剛性感を薄めて、
空気圧でのグリップ調整を顕著にしたタイヤ、
そんな第一印象でした。
フロントもリアともに良好でした。
とくにフロントはVE-33よりも横のグリップが
よくて、泥が詰まってフロントが逃げていく、
ということはほとんどありませんでした。
<<坂途中の再発進>>
さすがにトラタイヤ並みとはいきませんでしたが、
T63≦AC10≦VRM-211
といった感じで、これも新品のバリ山であることを
考えると、そんなに大差ないと思います。
岩のステアケースでフロントアップを失敗して、
かなり勢いよく岩にフロントタイヤを
ぶつけましたが、パンクはしませんでした。
*ノーマルチューブ使用
これにもびっくり。
これで、
林道探索時の不安要素がかなり減りますね。
SL230のようなパワーの無いバイクだと、
フロント、8,000km
リア、5,000km
ぐらいはもちそうな感じ。
このグリップで、本当にこれぐらい持てば、
相当いいんじゃないでしょうか?
<<(暫定)まとめ>>
とりあえず、走り始めとしてはいい感触です。
今後、走り込んでみて、この第一印象がどう変わっていくか、
ちょっと楽しみですね。