昨年末頃ぐらいから、クラッチがずぅーと滑ってます(^^;
”滑る”といっても、コーナー出口や急な登り坂など、
トルクが大きく掛かる場面のみで、
クラッチ板全部が焼けてしまった、摩耗してしまった
感じではなく、アクセルを優しく開けると滑りません。
今までどおりのやり方ではまた同じことの繰り返しなので、
今回はすこし変えてみることにしました。

まずは、アンダーガードを取り外し、

クラッチケースカバーが取り出し易いように、
ブレーキペダルを取り外します。

サイドスタンドの状態でケースを開けるので、
エンジンオイルを抜きます。が、
交換してから2,000キロも走ってないんですが、えらく汚い(^^;

クラッチケーブルをケースハウジングから取り外します。
ちなみに、SL230のクラッチ摩耗度の判断は、
このレリースレバーの位置でだいたい分かります。
マフラーガード(純正マフラーの場合)の切り欠き後ろ側まで
レバーが当たると交換時期。
自分の場合、既にこの状態だったので、
フリクションディスクが摩耗している証拠。
ケースカバーのボルトを緩めて、

久しぶりの御開帳です。
相変わらず汚いなぁ。

ケース裏は結構奇麗でした。

フリクションディスクの何枚かが、焼けている感じ。

センターロックは電動インパクトで緩めます。

取り出したディスク&プレート、そしてジャダープレート類。
よく見ると、左から2、3枚目、そして右から3枚目のディスクが
異常に焼けていて、オイル気がほとんどありません。。。

右から3枚目のディスクは交換時期。
その他はいずれも許容範囲内でした。

プレッシャープレートには線筋が。

ちょっと並べてみました。
真ん中が今回取り外したもの。
下はCR85R2のもの。
上は、今回交換する流用クラッチ。
CR85R2も、前に交換したKMX125も、ジャダースプリングはなく、
プレートもディスクも1種類だけでした。
かといって、クラッチの繋がり具合等の問題もありませんでした。
一方のSL230はディスクが3種類あって、ジャダースプリング&シート付き。
*XR230, CRF230Fも同じ。
意味が無い訳じゃないと思いますが、今回は試しにジャダー無しで組上げます。

交換する前に、クラッチアウターの当たり傷を
オイルストーンでならします。

ディスクにオイルが行き届いていない恐れがあったので、
センタークラッチにオイルホールを追加します。

クラッチスプリングも流用品にします。
右はSL230純正です。
と、ここまでは順調だったんですが、

組付けをちょっと失敗してしまい、
本日は時間切れ。来週に持ち越しです。
さて、どこを失敗したか、分かる方いますか?