ついに始まった、
XR230リアショックの改悪?
構想約1ヶ月?を経て、
ようやく動きだしました。
まず最初に、
XR230に流用できるリアショックで一番メジャーなのは、
XR200R用を移植することらしいのですが、
なんせ古いバイクなので、
中古市場ではほとんど流通していません。
仮にあったとしても、
結構な値段で売りに出されていて、
なかなか手が出せません。
他に流用可能と思われるのは、
・XLディグリー
・NX125
・XLR125
・AX-1
・SL230
・TLR250R
などですが、どれもXR230のリアショックより
全長が短いか、減衰力の調整機能を持たないものばかり。
・XLR250R BAJA
・CRM250R(初期型)
も取付可能と思われますが、
全長がXR230よりかなり長く、
アームに取付けれない可能性があります。
いろいろ悩むところですが、
現物がなければ、先に進めないので、
とりあえず、XR230に付けれそうなリアショックを
手に入れました。
左から、
TLM220R、TLM200R、そしてSL230。
TLMの二つは減衰力調整が可能なタイプ。
早速、XR230とほぼ同じなSL230と比較してみます。
全長はほぼ同じ。
TLMは公道トライアル車なので、
スプリングの線径が細く、全長も短くなっています。
TLM200Rの方がストロークがありますね。
20年前のショックなので、既にバンプラバーは
粉々で、跡形もありませんでした。。。
ただ幸いなことに、ロッドには
ほとんど錆がなく、結構いい出物だったかも。
アームと接続する部分の幅は若干TLM200Rの方が
広くなっています。これはワッシャーを噛ませれば、
なんとか対応できそうです。
問題はショック上側。
上がTLM200R(TLM220Rも同形状)、
下がSL230。
フレームにネジ止めする部分の厚みが異なります。
さて、どうしたものか。
装着方法はあとで考えるとして、
入手したショックが使えるものかどうか、
確認してみます。
ってことで、TLM220R用をバラしたら、
バンプラバーもバラけちゃいました(^^;
ゴム系は交換しないとだめっぽいね。
アウターケースのメッキ部の錆も
酷いので、試しに「ネバダル」で磨きます。
パッと見、錆が無いように見えますが、
磨いたというより、錆を削って落としたので、
基本、再メッキが必要でしょうね。
ロッドと共廻りして外しにくいナットは、
電動インパクトを使うとあっけなく、取れました。
調子にのって、
調整ダイヤル付きのTLM200Rをばらそうとしたら、
オイルが吹き出てきました。。。
あらま、こういう仕組みになってるのね。
ひとつ勉強になりました(^^;
正直言うと、比較的抜けてなかったこのショックを
移植しようと思っていたので、ちょっとがっかり。。。
くよくよしてもしょうがないので、
<
XR230のショックの取り外しにかかります。
アーム1ヶ所のボルトを外せば、
リアショックは簡単に取れちゃいます。
問題のショック上側。
右にオフセットされて取付けられてますね。
左はSL230、右がXR230です。
ケースに刻まれたネジ山の数が違いますね。
うはぁ、XR230のバンプラバーが死んじゃってます。
逆に、年式が古くて、ガンガン走っていた、
SL230の方が奇麗でまだまだ使えそう。
スプリングの長さも微妙に違ってましたが、
SL230の方がへたっているだけかも。
TLM200Rのサスを仮付けしてみました。
下側はシムを入れれば対応できそうですね。
問題の上側は
フレームに溶接されているカラーを
取り外さないと装着できない模様。
う〜ん、フレームはいじりたくないなぁ〜。
ってことで、
SL230+XR230の
ハイブリッド仕様にして、
仮装着。
適当にサグ出しして、
フルボトムでも底付きしないように、
スプリングのプリロードを調整。
これでもダメだったら。。。
エアクリーナーにちょっと細工をして、
取付完了。
結局、初めとほとんど変わりませんでしたね。
まぁ、流用できるショックと
その方法が分かっただけでも、良しとしましょう。
リアショックに続いて、
フロントもいたずらしちゃおう。
サブスプリングと同じ長さの塩ビ製カラーを
入れようとしたのですが、
ショックの途中から
内径が狭くなってるなんて知りませんでした。。。
このまま終わるのは癪なので、
オイルを注ぎ出し、
油面をすこし上げて、終了です。
生憎週末は雨ですが、先週も走ってないので、
日曜はいつのもお山でシェイクダウン♪
さて、どんな感じになるかなぁ。