春のベアリングまつり


ベアリング祭り!

驚愕の事実発覚から1週間。
注文した部品類が到着したので、
早速交換作業に入ります。

それにしても、たった半年で錆びてしまった、
ボトム側ベアリングとレース。

大物は最後にして、まずは、
リアのコンロッドのオイルシールの交換。

すこし焼き付いてしまったカラーを

#1200の紙やすりでキレイにして再利用。

ベアリング自体は交換が必要までは
いっていなかったので、
グリスアップして組み込み完了。

クッションアームは問題なかったですが、
念の為、シール類をすべて交換して、

グリースアップしておきます。

スウィングアームのピボットシャフトに使用する
ダストシールも今回交換。

シャフトは軽く焼き付いていたので、
こちらもペーパーで磨いておきます。

リアショックのトップベアリングのオイルシールは
残念ながら入手不可。
そんなに水がかかる部分ではないので、
清掃とグリスアップのみで対応。
このシールは80年代のCR500なんかと同じなんですが、
みなさんどうしているのかな?

ついで、壊れたチェーンガイドを新調。
ME06用なので、まだなんとか入手出来ましたが、
いつまで在庫があるか、ちょっと不安。

新品でも変形してたのは、年代ものだから?

リア周りを終えて、
ステムベアリングの交換作業に入ります。
前回交換したときは、
フレームに装着されているボトム側レースを
マイナスドライバーでガンガン叩いて取り外しましたが、

今回はこのSST、
レースリムーバーを使ってみます。

で、いとも簡単に取り外しに成功。
これは使い安くて良いツールでした。

ステムに圧入されているベアリングは、
タガネ&マイナスドライバーで取り外し。
前回はサンダーで強引に取り外したのですが、
こっちの方が簡単で早かったですね。

新品のダストシールとベアリングに取り替えます。

ステムへのベアリングの取り付けは、
取り外したベアリングの片割れを利用したSSTで
簡単に装着。

ボディ側へのアウターレースの装着は、
これまた取り外したレースを利用して圧入します。

オメガグリースをたんまりつけて、

装着完了!

コツさえつかめば、作業はかなり簡単です。

たった半年で錆びちゃった
XR200RKAI君のステムベアリングですが、
一方のXR230君のベアリングは大丈夫だろうか?

調べてみたら、
去年の4月にグリスアアップしたのみで、
約1年間経過していることに。。。

恐る恐る、フロントまわりを分解。
XR200RKAI君と違い、ハーネスが多くてたいへん。

ようやくトップブリッジを外して、
ベアリングの御開帳に近づきます。

で、結果は?

トップはOK。
心配だったボトム側は、

こちらもOKでした。
それも、キレイなグリスがちゃんと残ってます。
いやー、この違いはなんでしょう?

左はXR200Rで、右はXR230のダストシール。
XR230の方は壁が高くて、
ドロや水の侵入防止の返しもあるんですが、
それと比較してXR200Rの方は
ただのゴムキャプみたい。
これじゃ、水気がすぐにベアリング本体に侵入しそう。
次回交換までに、流用できそうなシールを
探しておきましょう。

状態がよかったベアリングを、

しっかり洗浄して、
こちらもオメガグリースちゃんをたんまり。

ステムナットの締め方は、
両者とも、ほぼ同じです。

フロントフォークのダストシールを
ついでに確認。
すこしヒビ割れしてますが、
まぁ、もうちょっと使ってみましょう。

ハンドガードが何故かうまく取り付けできなかったり、
配線を直したりで、
フロントまわりの復旧作業にかなり時間がかかったので、
今回はここで時間切れ。

リアまわりは来週やりましょう。

ふぅ〜、お疲れ様でした!

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