キャンプツーリング二日目。
富士を見渡す清々しい朝。
と言いたいところだったが、
そうでもなかった。
というのも、僕たちが幕営していたすぐ傍の
ソロバイカーのイビキが凄まじかった。
まるで、熊かなにかの猛獣の雄叫び。
そんな訳で、朝方目を覚めてしまったし、期待していた
朝焼けの富士山は見る事は出来なかった。
趣が少ない朝だったが、お腹は減る。
今回は奮発して、ベーコン&エッグ。
それを手でぶった切ったレタスの上へ。
エスプレッソと一緒に頂くと、極楽、極楽。
お腹満杯になったら、テント&タープを撤収。
富士の青木ヶ原樹海を気持ちよく飛ばして、
馬飼野牧場で、濃厚ソフトを頂き、新東名に入る。
と、順調に行く予定だったが、
新東名に入る手前の国道で、例の息尽き症状発生。。。
プラグが原因ではなかったようだ。
炎天下でV-maxさんが心配するなか、近くのスタンドに入り、
すこし調べてみると、どうもガスが濃くてかぶっていたようだ。
林道で転倒した後のように、アクセルを思いっきり捻って空ぶかし
すると、プラグのかぶりが取れてなんとか走れるようになった。
エアクリーナーが原因かもしれないが、不幸なことに、
シートを取り外そうにも、リアシートにキャンプの荷物が満載。
とりあえず動くことが出来るので、そのまま新東名に入って、
なんとか無事に浜松に帰ることが出来た。
今回のキャンプツーリング。
正直なところ、高速道路での移動がメインだったため、
あまり楽しい旅ではなかった。
SL230だから、というのもあるが、
逆にSL230故に、旅の道程を楽しみたい。
県境越しの道路や、通り過ぎる町並み。
見慣れぬ広告やお店。
そして、立ち寄ったお店の中で飛び交う方言等々。
高速道路で移動すると、このような楽しみがまったくない。
ほんとうに辛くて、長い、移動手段。
まるで、エコノミー席での長距離フライトのようだ。
復路はまだしも、せめて目的地の往路は、
のんびりと風情を楽しみたいとつくづく感じた旅だった。
<<キャンプ事後>>
1、虫刺され
今回のキャンプ場。
眺めは良いが、如何せん、虫が多すぎ。
蚊取り線香を何本も焚いていたので、さすがに蚊は寄ってこなかったが、
代わりに訳のわからない虫に大量に刺されてしまった。
帰宅後、刺された箇所はまるで打撲した後のように赤く腫れ上がり、
熱も帯びて、かゆみも酷く、脈もすこし高くなってきた。
右足首に二カ所刺された。
調べてみると、この刺された虫はどうも「ブヨ」らしい。
今までいろいろなところにキャンプに行ったが、
ブヨにこんなに刺されたことは初めて。
次回のキャンプの時までに何かしら対策を練らなければ。
2、装備(テント、シェラフ)の見直し
いままで使用してきた、MOSSのテントとSierra Designsのシェラフ。
バイクに積むにはやはり大き過ぎることを改めて実感。
収納時の大きさ、重量、そして設営&撤収時の煩雑さも、
夏場のキャンプツーリングには、しんどくなってきた。
一人用のテントと、夏場用のシェラフ。
買うべきか、悩むところ。
3、高速移動は極力避けよう。
改めて言うことでもないが、SL230での高速移動は辛い。
特に新東名は、防風ネットが低く、風がもろにバイクに来る。
下道のんびりツーリングのほうが、精神的、肉体的にも心地よい。
4、バイクの不調
プラグを交換して、暫くは調子は良かったが、
ツーリング二日目に息付き症状が発生。
エアクリーナーを点検しなくちゃ。