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伊勢南紀ツーリング with Kawasaki ER-6n


Kawasaki ER-6nが手元に来てすぐの残暑が厳しい中、僕は早速和歌山へキャンプツーリングに出かけた。

リアにはSRX400で使用していた工具入れをそのまま装着。
装備もほとんど同じだが、前回はガスランタンのマントルが壊れてしまい、夜が怖かったので、
マントルの新品を購入し、またもうひとつ、小さなランタンを購入した。

三重県志摩での第一泊目。海が見渡せる高台にある、とても気持ちのよいキャンプ場だった。
朝露にmossテントのフライシートがびしょびしょになってしまい、防水性がかなり落ちているのが
明らかだった。次回までに修復しなくては。

言い忘れたが、今回のルートは、浜松から伊良湖へ行き、そこからフェリーで三重県へ。
海沿いを南下して、和歌山あたりから山に向かい、高野山に寄ってそのまま和歌山奈良県境を東に進んで
三重県に戻るという、おおまかなルート設定をしていた。


伊勢志摩のパールロードは道も奇麗で走りやすく、景色も最高だった。
ただ、今年は9月が近くなっても暑さが弱まらず、バイクに乗っている間は良いが、
いったん停まると汗が瞬時に湧き出てきた。
特に夜のキャンプは、海が近いため湿度が高く、うちわで仰ぎながら毎晩床についていた。

初めて、それもバイクで走る伊勢から南紀にかけての道は、見るものすべてが新鮮だった。
北陸にSRXでツーリングしたときもそうだったが、同じ道でも舗装やガードレールの感じが微妙に違っていたり、
何故か石川、富山の舗装路は赤茶けた錆色だったりした。

地元のお店に入って、地元に人たちがその地方の方言で喋っているのを聞くと、
なんだか外国に来たような錯覚を覚えた。
バイクで旅するほうが、四輪で行くより、なぜだかそんな感動が多いような気がする。

和歌山県内の道の駅にて

この頃から、街道沿いにある「道の駅」が旅情気分を盛り上げてくれることを知った。
コンビニがあると安心するが、旅行に行った先では極力入りたくない。

途中、クジラ漁で話題になっていた太地町によってから、二泊目予定地の
紀伊大島のリゾート大島という処でキャンプを張った。
値段はたしか2000円だったような気がする。
海水浴シーズンが終わって客がほとんどない状態だったが、
たまたま同じ日にコテージに泊っていた若者グループが朝までテントの周りで
騒いでおり、ほとんど寝られなかった。ここはたぬきみたいな動物も生息していて、
彼らもテントの周りで夜通し鳴き叫んでいた。まさに人間と動物の雄たけび合いの狭間で
キャンプをしていたようなものだった。とはいえ、もともと彼らが住んでいたところを僕ら人間が
後から来たわけで、文句を言える立場じゃないのかもしれない。

紀伊大島を後にして、暫く海沿いを北上したあとは、山に入り、龍神スカイラインを通った。
関西の走り屋のメッカらしく、くねくねのコーナー続きの山道だったが、まだER-6nに慣れてない僕は
のんびりと景色を見ながら走っていった。
そういったトコトコ走ることもこのER-6nでは出来たのだが、今となっては選択を誤ったとは
思いたくない。

三泊目は高野山近くのキャンプ場を予定していたが、当日予約は不可能で、またすでにシーズンオフで泊れなくなってしまった。
高野山の宿坊を考えたみたが、どれも一泊一万円以上して、内容も高級旅館並みの料理やサービスだったので諦めた。
ユースホステルもあるにはあるが、どうもその気になれず、高野山に唯一一軒だけあった旅館に泊まることにした。

玉川旅館と言ったかな。
宿泊を申し込んでから知ったのだが、ここには屋根付きの駐車場があった。
また盗難も心配してくれて、既に駐車してあった車の後ろに、通りから見えないところに
停めることが出来るように配慮してもらった。
案の定、その夜から朝にかけて大雨が降った。ほうとうにラッキーだった。

高野山の奥の院に通じる参道?の脇には、戦国時代のたくさんの武将たちが祀られていた。
武田信玄、豊臣秀吉、明智光秀、毛利一族等、戦国時代が好きな人なら、よだれが出るぐらい、
所せましに祀ってあった。
国宝もいくつかあったので、それらを見学してから、浜松への帰路についた。

高野山から北に行き、奈良県の吉野町を西に。
国道166号線を通り、紀勢自動車道に入ってそこから東名で浜松まで。


この国道166号線は周囲に何もなく、車もほとんど走ってないので、気持ちよく飛ばせる道路だった。
季節の良いときにまた走ってみたい。

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SRX400売却、そしてKawasaki ER-6n購入


自力で治して、車検を通したSRX400。
念願のキャンプツーリングを終えたあと、売却することにした。
動かなくなっていたバイクを動くようにするにはいろいろとたいへんで、
その過程で愛着もあったけど、気持ちは既にほかに動いていた。

SRX400をオークションで売ったその日に、静岡のカワサキショップに行き、
2009年モデルの走行距離が少ない、Kawasaki ER-6nを購入した。

このバイクに決めるまで、いろいろと候補に挙がった。
SRX400で単気筒の振動の多さに辟易していたため、次のバイクは
単気筒以外、4気筒以下、ということで、必然的にツインかV型になった。
(トライアンフは外車ということもあって、このときは眼中になかった)

2気筒エンジンなら何でも良いわけではなく、デザインが凡庸のものはだめ。
ホンダのVTR250やスズキのSVとかのデザインにはまったく興味がなかった。
で、僕が目を付けたのは、Yamaha BT-01。

近場のバイク屋には在庫がなかったので、赤男爵で探してもらい、ちょっと離れた店舗に
在庫があるのを教えてもらい、実車を観にいった。
おいてあったBT-01は程度がよくなかったが、お店の好意でエンジンをかけてもらった。
低音がずしりとして、ノーマルのマフラーでも十分貫禄があるものだったが、いかんせん、
重すぎ。

で、たまたま横に置いてあった、kawasaki ER-6nが気になり、またまた好意でエンジンをかけて
もらったら、意外といい音を奏でた。
660ccということもあり、重量も軽く、取り回しも楽そうだったので、早速見積りをもらってその場を後にした。

家に帰って、ネットで相場を調べると、平均よりかなり高い値段を提示してきたみたいで、
もちろん丁重にお断りした。
それからいろいろとネットで調べ、静岡のカワサキショップに在庫があるのを確認し、
購入に至ったわけである。

いざ乗ってみて、そつなく出来てるバイクだなぁとつくづく感じた。
パラツインと言われる並列2気筒のため、車体はスリムで車重も軽い。
乗車姿勢は前傾がきつくなく、どちらかというとスタンディングポジションのよう。
それでいて足付きも悪くなく、回せば660cc 70HPは十分にパワフルだった。

納車されてすぐ、僕は和歌山へキャンプツーリングに出かけた。

北陸キャンプツーリング with SRX400


レストアを施し、車検を通したSRX400で
念願のキャンプツーリングに行ったのは、
2010年の真夏のことだった。

浜松から長野、岐阜を通って石川、富山に行くルート。
もちろんソロツーリングで。

実は、バイクでキャンプツーリングに出かけるのは
今回がまったく初めてだった。

キャンプ道具は何年か前に一通り揃えてあったが、
どれもバイク用ツーリングには適さない、大柄のものだった。

例えばテント。

MOSSのやつで、昔アメリカから通販で購入したものだが、
バイクに積むには大きすぎた。
タープはsnowpeakのやつを持っていたが、
これもでかくて未だにバイクに積んだことはない。
シュラフもいいやつなんだけど、やっぱり大きい。
とはいえ、また全部買うつもりも余裕もないので、この装備で行くことにした。

リアには、ネットで情報を拾いホームセンターで購入した工具入れを
自作して装着した。

浜松を出発し、長野県の南木曽町、富山県、石川県とそれぞれ宿泊したが、
初めてのバイクの長旅だったので、いろいろ勝手がわからずけっこうたいへんだった。

それでも、真夏の暑い中、単気筒のエンジン音を聞きながらトコトコ走る初めての
道はとても楽しかった。

約5年ぶりにSRX400復活!!


中東から帰って、しばらくして日本の生活に慣れてくると、
自分用の移動手段が欲しくなる。
自転車も家族の車もあるが、気がつけば、長い間乗っていないで
放置してあったSRX400が目にとまった。

直して乗るか。

5年いや6年?近く動かしていなかったSRX400に被せていたカバーを取ると、
そこには錆だらけ埃まみれの大きな粗大ごみがあった。

直せるかな。。。

すこし不安になった僕は、
たまたま家の前を通っていた無料バイク引き取り業者に査定を御願した。

『無料じゃむりだな、逆に一万円ぐらい貰わないと引き取れないよ』

業者のこの言葉で自力で治すことを決意した僕は早速作業に取り掛かった。

1、ガソリンタンク洗浄
これが今回のプチレストアで一番時間も手間もかかった箇所。
ガソリンをいれっぱなしで何年も放置していたので、錆はもちろん、
ガソリンが腐ったような得体の知れない物質がタンクに蔓延っていた。
幸いに錆による穴等がなかったため、
WAKOSのガソリンタンク洗浄剤を二回使ってなんとか修復。

2、キャブレターオーバーホール
パッキン類はそのまま使用し洗浄だけ。
メインジェット類が錆?で使えなくなっていたり、
フロート室にガソリンが流れる部分が腐食していたりたいへんだったが、
オークションで部品取り用キャブレターを入手して二個一にして修復した。

3、フロントフォークオイル&シール交換
面倒くさいので業者に任せた。
全部で2万円ぐらいだったから手間を考えるとCPは良かっただろう。

4、前後タイヤ交換
5年以上も前のタイヤはサイドウォールにひび割れ多数。
このままじゃ車検が通らないので前後とも、ブリジストンのラジアルに交換。

5、リアブレーキキャリパーオーバーホール
フロントキャリパーは揉みだし程度で修復出来たが、
リアはピストンが固着してしまい、なくなくオーバーホール。
キャリパー外したついでにブラストをかけてもらい、耐熱チタンカラーで塗装。

6、バッテリー、プラグ、オイル、オイルフィルター、エアクリーナーの交換
これらはすべて新品に交換。
エアクリーナーなんて、ゴム部分が腐ってこなごなになっていた。
このままエンジンかけたらたいへんなことになっていただろう。

7、アルミ腐食部分の補修
アルミ地肌にウレタンクリア塗装が施されているが、その間に水分が入りこみ、
アルミを腐食していた箇所が多数あったのでサンドペーパー等で磨いて、
軽い鏡面仕上げにしてみた。これが一番労力がかかった部分かな。

8、ウィンカーの交換
SRX400の前後ウィンカーは、取り付けステー部がゴムで出来ていて
振動を吸収するようになっている。
しかし、経年変化でこのゴムがこなごなになってしまう。
僕のSRXも同じように、ゴムステーが折れてしまい、
ウィンカー本体がダラ~ンと下に垂れ下っていた。
純正新品はとんでもない値段なので、中古品をオークションでゲットし装着。

9、ユーザー車検
今回初めてユーザー車検をしたが、思っていた以上に簡単だった。
時間と暇さえあれば、誰でも受かるだろう。