バイクと僕。


いつからバイクと付き合っていたんだろう。
ふと、そんなことを考えた。

生まれて初めてバイクに跨ったのは、たぶん5歳ぐらいだろうか、
おやじが運転するXRのようなオフロードバイクのハンドルとガソリンタンクの間に座った記憶がいまでもある。

それから何十年。
大学を卒業して、東京で定職に就かずぶらぶらしていた頃、
その当時収入がよかったバイク便をやろうと思った。
でもバイクも免許もない。
急いで教習所に通って中型免許を取って、バイクは車関係の知り合いからやすく譲ってもらった。
バイクはスズキのRA125.


そう、2ストのオフロード。
この当時でさえ、かなり古い部類に入るバイクで、尚且つ、2ストで日々走り回る
仕事は向かないかな、と思っていたところ、やはり案の定、勤務中に動かなくなってしまった。

早急に新しいバイクを見つけないと仕事が出来ないため、なぜだかホンダのAX-1を購入した。


これもオフロードタイプというか、当時流行り?のデュアルパーパスを言われる、
オンオフ両方走れるようにしてあったバイクだった。
都内の道は狭く、車の間をすり抜けるにはちょうど良いバイクだった。
車道ぎりぎりによっても、ステップが歩道の縁石に当たらないのも、このタイプのバイクを買った理由だったろう。

その後バイク便はあまりにも危険だったので辞めてしまい、
今後の人生のこともあり田舎に戻ることにした。

引越し業者に無理を言って2トントラックに便乗して運んでもらったAXー1。
しばらくは、田舎の道をとことこ探索しながら走る道具に使っていたが、
自宅のバイクのスペース関係で手放した。

しばらくバイク無しの生活を送っていたが、やはりどうしても乗りたくなって、
オークションで以前から気になっていたヤマハのSRX400を購入した。

が、購入した初期型のSRX400は安いなりにガタガタでどうしようもなかった。
なので、すぐさま売却し、程度の良い後期型のものを販売店から購入した。

SRX400は購入してすぐに、スーパートラップを付けた。が、
とても煩くなってしまい、その後仕事が忙しくなったのもあって、
ほとんど乗らなくなってしまった

乗らなくなってから6年経過、海外から日本に帰ってきて、自分の乗り物が無いことに気が付き、直して乗ることを決意。
いろいろ直している間に、バイクに乗りたい衝動が大きくなり、
不動車だったSRX400をなんとか車検を通して、まっとうに動かすようにした後、オークションで売却。

欲しいバイクが660CCで、なおかつ大型免許が教習所で取得できると知り、不惑の年であったが教習所に通うことに。

免許取得後に購入したのが、カワサキ ER-6n

初めての大型そして、初めての単気筒以外のバイクで、とても乗りやすかった。
しかしなにか自分の求めているところと違うような感じがした。
購入して2000キロぐらい走行したとき、ふと寄ってみたドゥカティのお店で
モンスター796の下取りとして売却してしまった。

そして今乗っているのが、このドゥカティ モンスター796。

でも、もっといろんなところに走りにいきたいと思い、ホンダのSL230も購入。

そして現在に至るわけである。

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